光を取り入れる意義|採光とは

 

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光を取り入れる意義
1)明るいということ  
ものは光が無いと見えません。また光と陰があって光が際立つということもあります。
住まいは明るいと気持ちが良い事は確かです。
建築の歴史は、光と共に歩 んで来たともいうことができます。
時代が新しくなればなるほど、窓が巨大化してきたのが建築の歴史の事実です。
一方、日本の伝統であった雨戸が、姿を消しつつあります。
様々な理由が考えられますが、朝1番の光を感じたい事が一つの理由ではないかと思います。
同じ事 が欧米の鎧戸(よろい戸)にもあるようです。

2)光の熱エネルギー
光は熱エネルギーを伴います。
このエネルギーを上手に使うと、冬の暖かさが得られます。
一方、夏場の特に西日は、嫌われます。
光の熱エネルギーを上手にコントロールし、快適な住まいを作りましょう。

上手な光の取り入れ方
1)土地を見る
@道路との関係  道路に面する側は、確実に採光が得られます。
A隣地との関係  隣地側は、ある程度距離を置かないと法律上も実態上も光を採りにくくなります。
一般には、建物を北側に据えて、北側に水周りや納戸類を、南側に居室を配置 すると、光を採りこみ易くなります。
光を取りこむということは、外部からの視線に曝されるということですから、隣家との距離・相対する室の関係を良く考えて、間取りに反映します。
B方位  敷地の方向が45度方向のような場合、隣家の配置は、様々になる傾向があります。その場合は、特に隣地との関係を意識して適切な配置を考えます。

2)部屋の窓の方向
@南が1番、東が2番  一般に居室の窓の理想的な方位は、南側ということになります。
夏の太陽は、高度が高い時は、南側の方が日射が入りにくくなります。
一方、西日を避けること ができます、冬の太陽は、南側の方が室内の奥まで入りこみ、光と暖を採り入れることができます。その次に良いのは東で、西側は西日を受けるので嫌われます。
A室の方向より2面採光ができる工夫を  西側の室でも工夫次第で西日を防ぐことができます。
また、西側は夏季の一時期に問題があるだけで、敷地の方位が少しでも振れてくれば、条件も変わります。
隣家の日影になってしまうよりは西日を受ける位の方が良いという考え方もありますから、あまり拘らない方が良いと思います。西日は、カーテン等でも簡単にコントロールできるので、通風と合わせて、2面採光を考えた方が良いと思います。

3)1階の採光
@都市部の1階は、採光環境が悪い  都市部の場合、法律上の採光条件規制は緩やかになります。
そのため、土地の有効利用と合わせて、隣地との距離は狭くできます。
その結果、1階の隣地に面す る採光環境は悪くなる傾向があります。
A逆転の発想  そこで、最も多くの時間を過ごす。
居間や食堂を2階に置き、1階周りを寝室や浴室ゾーンにするという方法があります。
3階建てならなおさら効果的です。

4)室から室へ光をつなぐ  
伝統的な日本の民家は、縁側以外に廊下の概念がなく、広間型に代表されるように、室の奥に室がありました。
奥の室は、襖で仕切ると暗いため、欄間を作って 光を届けました。
一定の年代以上の方なら覚えておいででしょうが、昔の木造の学校は、廊下と教室の間もガラス窓でした。
最近は欄間だけで済ませているようですが、廊下に入 った光を再利用するということをやっていました。
現代の住宅でもその手法は、利用できます。
特に間取りがうまく行かず、中廊下になってしまった時などは、水周り諸室の上部をガラス欄間にすれば、外の光を 捉えることができます。逆も考えられるでしょう。

5)光を制御する  光は、欲しいときは欲しいのですが、明るすぎては困る場合もあります。
また西日を遮らなければならないこともあります。
人の視線を気にすることもあります 。  
光の制御方法は、外部側では、庇・樹木・ルーバー、窓用シャッター、雨戸等が挙げられます。
室内側では、カーテン・ブラインドといったウィンドウトリートメントや内戸によって制御します。
また様々な特殊機能を持ったガラスの選定によって、光だけでなく熱輻射や視線もコントロールすることができます。